概要
本項では、ユニファイドビジビジリティについてご説明いたします。なお本機能は2023年8月時点でベータ版としてのリリースとなります。安定版のリリースについては別途お知らせいたします。
バージョン | 主な機能 | |
ユニファイドビジビジリティ | ベータ版 | DemandMetricsの各指標を、一つのチャートで確認することができます。 |
1. 使用方法
ユニファイドビジビジリティでは、ビジュアルランクやピクセル計測などの指標を一つのチャートに集約し、各指標間の相関を分析できるようになります。DemandMetricsの指標だけでなくGoogle Search Consoleの指標も確認することができるため、各指標とCTRの関係を確認することも可能です。
基本画面メニューとフィルタ
基本画面メニューとフィルタをご覧ください。
基本画面操作
以下の画面で『ユニファイドビジビジリティ』を確認することができます。
インサイト>キーワードの画面上部のタブ
全キーワードを対象にしたデータを表示します。
キーワード詳細ページの画面上部のタブ
任意の1つのキーワードを対象にしたデータを表示します。
本チャートで表示できる指標は以下になります。
- 平均順位(DemandMetrics)
- ビジュアルランク(DemandMetrics)
- 平均ピクセル(DemandMetrics)
- 平均掲載順位(GSC)
- 表示回数(GSC)
- クリック数(GSC)
- CTR(GSC)
GSCのデータは反映に2〜3日ほど時間がかかります。
また、以下の赤線部分をクリックするとクリックしたデータを非表示にすることができます。
チャートにカーソルを合わせると、日付や各データの値が表示されます。
ユニファイドビジビジリティを最大限に活用するためには、Google Search Consoleを連携する必要があります。設定方法は、以下をご確認ください。
Google Analytics / Search Consoleの連携方法
活用方法
- 平均順位とクリック数の相関
平均順位の変化がクリック数とどのように相関するかを分析します。
一般的には、順位が高いほどクリック数も多くなりますが、データ内のトレンドやパターンを特定することが重要です。 - ビジュアルランクとクリック数の相関
ビジュアルランクは、フィーチャードスニペット、動画、画像などの要素を考慮した検索結果ページ上の順位を指します。ビジュアルランクとクリック数を比較して、SERPsの影響を理解します。 - ビジュアルランクとMPRを利用した成長の機会の特定
マックスポテンシャルランクは、DemandMetricsに設定された競合ドメインに基づいて、特定のキーワードに対するページが達成可能な最高のランキングを表します。この指標がビジュアルランクにどのように関連するかを分析して、未開拓のマーケットを知ることができます。 - 掲載順位(GSC)とインプレッションの相関
GSCの掲載順位とインプレッション数の関係を探ります。掲載順位が低い場合でもインプレッション数が多い場合、順位が高くなくても良好な可視性を示す可能性があります。 - ピクセルとクリック数の相関
ピクセルは、お客様のサイトが検索結果ページのどの位置に表示されるかを示します。ピクセルをクリック数と関連付けて分析することで、ページ上の異なる位置でのクリック率を理解するのに役立ちます。 - インプレッションとクリック数の相関
インプレッションとクリック数の関係を研究し、ユーザーのクリックを引き付けるためのコンテンツやメタタグの効果を評価することができます。 - トレンド分析
各指標の時間経過によるトレンドを観察して、パターン、季節性、または検索エンジンパフォーマンスやユーザー行動の変化を特定します。SEOとコンテンツ戦略を適切に調整するのに役立ちます。 - キーワードパフォーマンス分析
特定のキーワードと対応する指標のパフォーマンスを分析し、最も多くのトラフィックとコンバージョンをもたらすキーワードを特定します。 - コンテンツ最適化の機会
インプレッションが多いのに、クリックや順位が低いページを特定することができます。本相関の重要性は、あなたのウェブサイト、業界、ターゲットオーディエンスによって異なる可能性があります。各指標を定期的に監視し、詳細な分析を行うことで、検索エンジンの可視性と全体的なパフォーマンスを改善するための情報を得ることができます。
2.過去データについて
以下の年月まで遡ってデータを表示します。
- オーガニック順位を基に算出するデータ:2014年1月1日まで
- ビジュアルランクを基に算出するデータ:2023年1月1日まで
- 距離(ピクセル)を基に算出するデータ:2023年1月1日まで
- GSCを基に算出するデータ:2014年1月1日まで
上記の期間以降にキーワードを登録した場合、登録日まで遡ってデータを表示します。
3. 免責事項
本機能はベータ版です。未知のバグや検索エンジンの変化に伴う誤作動が発生する可能性がございます。また、一部の動作でパフォーマンスの低下が確認されております。
改善中のため、安定版のリリースをお待ちいただけますと幸いです。
ご不明点ございましたらカスタマーサクセスチームまでお問い合わせください。